2014年10月19日日曜日

復活したり廃止になったり最近のSL事情

最近は時間に余裕のある世代が増えているせいかSLについてもあれこれおきています。

まずはJR北海道ですが、頻発する保線関係の事故や列車の故障などの立て続け手におきた不祥事によりSLの運行費用を捻出できず廃止を決めました。
なんでもSLに乗っているATSなどの保安装置の更新が必要になっているのですが、トラブル続きの体制を立て直すことを優先するためにだそうです。
ただ、積極的な廃止でなく出来れば釧路湿原号などは運行したいという思いはあるようです。

次にJR東日本ですが、こちらはSL銀河の運転開始が記憶に新しい出来事ですね。
震災への支援という名目でC58を復活させるだけでなく、キハ141系を改造をして客車にしたのは面白い特徴です。
客車と言っても動力がついていて坂などで無線機を使用した協調運転を行うことが出来ます。
現在協調運転を他で行っているのはキハ201と731系のみなので、この部分でも貴重な存在です。
さらに最近噂されているのはD51の置き換えにJR北海道のC62を購入する話です。
走られる線区の限られるC62を本当に購入するかは興味深いところです。

最後はJR西日本でD51の復活とSLの保存を支援するための施設を作ることの発表です。
車両の復活自体は梅小路に様々な保存車両があるのでそこまで驚きはないのですが、SLの検修用設備を梅小路の博物館に併設する形で作るのは思い切ったと思いました。
しかもボイラーなど検修が行えるよう天井クレーンなどもある本格的なもので日本各地にある車両の拠点を目指すそうです。
これで日本全国のSL車両が点検や修繕できるのなら凄いことです。

観光の目玉として運転されながらも車両の老朽化やコストの問題で運転を取りやめなくてはなることも多いのが蒸気機関車です。
ここにきて大きな動き出るとは想像もしませんでした。
廃止になるものがある一方で日本各地で元気に走れる体制作りの動きがあるのは本当に嬉しいですね。

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